眠りには「レム睡眠」(脳は起きていて体が眠っている睡眠)と
「ノンレム睡眠」(脳も体も眠っている睡眠)の2種類があり、それを繰り返しながら人は眠っています。
寝つくとまずノンレム睡眠が訪れます。とりわけ最初の90分間のノンレム睡眠は、睡眠全体の中で最も深い眠りです。この段階の人を起こすのは難しく、無理に起こされた人は頭がぼーっとした状態で目が覚めます。
その次、入眠後およそ90分後に訪れるのが最初のレム睡眠です。
まぶたの下で眼球がすばやく動く「急速眼球運動」が見られ、このタイミングで夢を見たりします。
レム睡眠中は意識はありませんが、比較的簡単に起こすことができます。
睡眠の質を高めるには、”最初のノンレム睡眠”をいかに深くするかということがポイントです。
ここで深く眠ることができれば、その後の睡眠リズムが整い、自律神経やホルモンの働きが良くなり、
翌日のパフォーマンスも上がります。
逆に最初の睡眠でつまずいてしまうと、どれだけ長く寝ても自律神経が乱れたり、
日中の活動を支えるホルモンの分泌にも狂いが生じてしまうといいます。
どんなに忙しくて時間がなくても、この大切な「黄金の90分」をしっかり深く眠ることができれば、ベストな睡眠がとれるのです。
ただし、「黄金の90分」の質がよければ睡眠時間は2〜3時間でいいというわけではありません。睡眠時間は最低でも6時間以上はとることが大切。「6時間」を確保して「最初の90分」に深く眠るのが、質の高い睡眠にするコツです。
ではどうすればいいでしょうか?コツは?
次回にご紹介します。
お楽しみに!